国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 冬期土工の品質と凍結土混入の影響

作成年度 2002年度
論文名 冬期土工の品質と凍結土混入の影響
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第37回地盤工学研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2002/07/16 ~ 2002/07/18
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質基礎研究室櫻庭 満(SAKURABA Mitsuru)
土質基礎研究室西川 純一(NISHIKAWA Jun’ichi)
抄録
近年,高規格幹線道路事業の促進により冬期にまたがる大規模工事が増加している。一方,河川堤防の樋門及び樋管工事では,経済性や安全性で有利である冬期間に行なわれるのが一般的であるために,それに付随した盛土も冬期施工となる。しかし北海道のように冬期の気象条件が厳しい環境下で行なう盛土では,満足できる品質が確保されていない事例が多い。この原因として盛土材料に凍結土が含まれると締固めが十分出来ないこともその一つと考えられる。[*] 本研究の目的は,冬期土工における盛土の品質向上に向けて,施工性,経済性に優れた工法を検討することである。[*]そこで、施工時期の違い,及び土質の違いによる冬期盛土の品質を比較するために,苫小牧の施工試験フィールドで実大盛土実験を行った結果,以下のことが明らかになった。[*]1)凍結土を混入させた盛土では,長期間にわたり凍結土が盛土内に残存し,それが融解することで変形量が増加する[*]ため,凍結土の混入は望ましくない。[*]2)凍結土を排除することで,締固め度の低下を防ぎ,また盛土の変形をかなり抑えることが可能である。[*]3)粗粒分の割合が多い土質では,冬期土工に比較的有利である。
本文閲覧ご希望の方は、直接、当該学会等にお問い合わせください。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.