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発表 北海道の火山灰地盤における杭基礎の鉛直支持力特性に関する現場試験

作成年度 2002年度
論文名 北海道の火山灰地盤における杭基礎の鉛直支持力特性に関する現場試験
論文名(和訳)
論文副題
発表会 火山灰地盤の工学的性質の評価法に関するシンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2002/09/24
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質基礎研究室冨澤 幸一(TOMIZAWA Kouichi)
土質基礎研究室西川 純一(NISHIKAWA Jun’ichi)
抄録
火山灰地盤における杭基礎の支持力算定は、火山灰土が一定のせん断強度を有することから通常砂質土に準じて設計される。しかしながら、火山灰土は一般に破砕性の性質をもつとされており、杭施工時の地盤の乱れに伴う強度低下により設計上の杭周面摩擦力および杭先端支持力の確保が困難であるという現場報告も多く、現在火山灰地盤における杭基礎設計法および施工管理手法が確立されていない現況にある。 そのため、火山灰地盤中の杭支持力発現機構の検証を目的に、北海道内に分布する支笏火山灰・摩周火山灰・駒ヶ岳火山灰の地盤を対象に鋼管杭および場所打ち杭の鉛直載荷試験を実施し、合わせて電気式静的コーン貫入試験(Electric Cone Penetration Test 以下 CPT)の現場調査工による杭周面摩擦力の評価を試みた。本報では、火山灰地盤における杭基礎の合理的設計法確立のため、現場試験結果に基づき、杭の施工性と火山灰の工学的性質に着目した杭基礎の鉛直支持力特性について考察した。
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