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発表 平成15年8月出水による額平川・厚別川の崩壊地の実態について

作成年度 2003年度
論文名 平成15年8月出水による額平川・厚別川の崩壊地の実態について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成15年度土木学会北海道支部年次技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/02 ~ 2004/02/03
所属研究室/機関名 著者名(英名)
環境研究室村上 泰啓(MURAKAMI Yasuhiro)
環境研究室中津川 誠(NAKATSUGAWA Makoto)
環境研究室高田 賢一(TAKADA Kenichi)
抄録
2003年8月9日から10日にかけて、停滞前線及び台風10号による豪雨が北海道太平洋沿岸に大きな被害1)をもたらした。なかでも、膨大な量の土砂や流木が河道やダム貯水池に流出し、社会的に注目された。そこで、筆者らは、洪水直後に流域内に多数発生したと見られる崩壊地の分布の現状を調査し、既往調査資料から崩壊地面積の経年的な変遷の傾向をみたほか、崩壊地を流域内の地質、植生毎に整理し、概略的な傾向を把握した。このなかで、流域の崩壊地の実態については、特に土砂流出の著しかった沙流川支川の額平川流域について、洪水後に撮影した空中写真から崩壊地を判読した。また、1955年から2002年までの過去の崩壊地状況については、北海道開発局室蘭開発建設部の検討結果2)と,人工衛星(IKONOS)画像を利用した。なお、本イベント前の短期的な崩壊傾向については空中写真を収集し解析を進めている。これらの時系列情報の比較により、崩壊地の発生・拡大状況の推移が読み取れるものと考える。さらに、本イベントで甚大な被害が発生した厚別川流域の崩壊地についても、北海道開発局から空中写真判読結果を入手し、整理・比較した。本報告では、流域の崩壊地の状況とそれに関連する要素について現在までに把握できた結果を示す。
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