国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 北海道におけるランブルストリップスの導入(その2)路外逸脱事故対策の展開について

作成年度 2003年度
論文名 北海道におけるランブルストリップスの導入(その2)路外逸脱事故対策の展開について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成15年度年次技術研究発表会(土木学会北海道支部)
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/03
所属研究室/機関名 著者名(英名)
交通研究室高田 哲哉(TAKADA Tetsuya)
交通研究室平澤 匡介(HIRASAWA Masayuki)
交通研究室浅野 基樹(ASANO Motoki)
室蘭工業大学斎藤 和夫(SAITO Kazuo)
室蘭工業大学豊田 義人(TOYOTA Yoshihito)
抄録
北海道は事故件数に対して交通事故の割合が高く、特に車両単独事故や正面衝突事故による死亡事故が多い。平成14年の北海道における車両単独事故や正面衝突事故の死者数はそれぞれ128人および104人であった。このような状況の中、正面衝突事故対策として、米国ではつあんされたランブルストリップスを国道のセンターラインに設置する対策が進んでいる。一方、車両単独事故の防止対策としては、ランブルストリップスを車道路肩に設置することが一つの対策として考えられる。ただし、車道路肩を走行する自転車や原付・バイクなどの二輪車に対する安全性について検討する必要がある。そこで、正面衝突事故対策として国道への導入が進むランブルストリップスを路外逸脱事故対策として車道路肩へ導入することを検討するため、当研究所が所有する苫小牧寒地試験道路において試験施行を行い、それを利用して一般の方による走行実験や騒音・振動調査を行った。この走行実験や騒音・振動調査により、路外にはみ出そうとする普通自動車に対する効果については、現在、国土のセンターラインに設置されているランブルストリップスと比べ7割の効果があることの確認ができ、バイク、原付、自転車に対する走行上の安全性について確認することができたと考えている。本論では、これらの実験結果と今後の課題について報告を行う。
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