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発表 ビニロン短繊維を混入した高靱性コンクリートの開発

作成年度 2003年度
論文名 ビニロン短繊維を混入した高靱性コンクリートの開発
論文名(和訳)
論文副題
発表会 国土交通省技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2003/11/18 ~ 2003/11/19
所属研究室/機関名 著者名(英名)
材料研究室栗橋 祐介(KURIHASHI Yuusuke)
抄録
ビニロン短繊維の混入によるRC梁の耐荷性能および耐衝撃性向上効果に関する検討を行うことを目的に,短繊維混入率の異なるコンクリートを用いたRC梁の静載荷および衝撃荷重載荷実験を行った。本研究では,普通コンクリート使用時にせん断破壊するRC 梁を対象として,短繊維混入率を変化させた実験を行い,RC 梁の耐荷性状や破壊性状に及ぼす短繊維混入率の影響に関する検討を行った。その結果,1) 静載荷および衝撃載荷の場合ともに,短繊維混入率が大きい場合ほど局所的なひび割れの開口が抑制されてひび割れの分散効果が発揮されるため,RC 梁の耐荷性能および耐衝撃性能が向上する,2) 支点反力-変位履歴曲線は,短繊維混入 RC 梁の耐衝撃挙動および破壊進展過程と密接に関連していることより,短繊維混入 RC 梁の耐衝撃設計法の確立のためには,短繊維混入率が支点反力-変位曲線に及ぼす影響を把握し,支点反力-変位曲線を適切にモデル化することが肝要である,などが明らかになった.
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