作成年度 | 2003年度 |
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論文名 | 軽量コンクリートの耐久性および物性に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 北海道開発土木研究所月報 第609号 |
発表年月日 | 2004/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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材料研究室 | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
材料研究室 | 田口 史雄(TAGUCHI Fumio) |
ドーピー建設工業 | 竹本 伸一(TAKEMOTO Shin-ichi) |
ドーピー建設工業 | 松井 敏二(MATSUI Toshiji) |
抄録 |
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軽量コンクリートは、構造物死荷重の軽減や、軟弱地盤での基礎工負担の低減など、経済性に寄与する面が大きい。しかし、コンクリートに用いられる軽量骨材は、一般に吸水率が高く、耐凍害性は低いとされており、北海道のような寒冷地では実績が少ない。本報では、軽量コンクリートの凍結融解試験を行い、寒冷地での適応性について検討した。また、実施工で要求されるポンプ圧送性を考慮すると、耐凍害性に影響しない範囲で吸水率を上げることが望ましいことから、軽量骨材の吸水率が軽量コンクリートの耐久性および物性に及ぼす影響についても検討した。得られた主な知見は、以下の通りである。(1)寒冷地では、吸水率が低い頁岩系の軽量骨材の適用が有効である。(2)吸水率の低下は、耐凍害性に加え、塩化物イオン浸透抑制にも効果的である。(3)骨材に吸水を与える場合、その適正な吸水率は10~20%の領域に存在する。 |
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