作成年度 | 2003年度 |
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論文名 | Creation of a spawning ground at a coastal structure using artificial seaweed |
論文名(和訳) | 沿岸構造物に対する人工海藻を用いた産卵場機能付加手法 |
論文副題 | |
発表会 | Coasts & Ports Australasian Conference 2003 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2003/09/12 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木研究室 | 佐藤 朱美(SATO Akemi) |
北海道開発局 | 伊藤 敏朗(ITO Toshiaki) |
北海道開発局 | 森 信幸(MORI Nobuyuki) |
稚内開発建設部 | 福田 光男(FUKUDA Mitsuo) |
抄録 |
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ハタハタの漁獲量は年々減少しており、資源回復が望まれており、安定的で持続可能な再生産を目指している。広域な砂浜海岸が広がる苫小牧沖でハタハタが漁獲されており、ハタハタの産卵が確認された苫小牧港の防波堤にウガノモク・アカモクなどの海藻を模倣した産卵基質としての人工海藻を設置したところ、有効性が確認された。しかし、その後の調査により設置した人工産卵基質の約9割が破断、流失したことがわかり耐久性に課題を残した。本研究では、破断原因は、破断面の形状などから振動流によるものと推定した。振動流水槽による耐波実験の結果、曲げの繰返しにより人工海藻が疲労破壊で破断することが明らかになった。破断原因から材質も含めた人工産卵基質の改良をし、現地に設置したところ、耐久性に優れハタハタの産卵場としての有効性が確認された。 |
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