作成年度 | 2003年度 |
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論文名 | 真空圧密工法のポンプ停止時期と残留沈下に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 地盤工学会北海道支部技術報告集第44号 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2004/02/03 ~ 2004/02/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質基礎研究室 | 林 宏親(HAYASHI Hirochika) |
土質基礎研究室 | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
土質基礎研究室 | 澤井 健吾(SAWAI Kengo) |
札幌開発建設部 | 菅藤 善之(KANTO Yoshiyuki) |
抄録 |
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北海道の泥炭性軟弱地盤に対して、真空圧密工法を適用した場合、早い盛り立て速度での盛土築造が可能であり、真空圧密工法の地盤強度増加に関する改良効果が高いことが明らかになっている。しかし、真空ポンプ停止時期の判断基準やポンプ停止時期と残留沈下の関係などが未だ不明確である。以上のことから、ポンプの停止時期を変化させた試験施工およびサーチャージを併用して残留沈下を抑制する試験施工を実施した。その結果を要約すると以下の通りである。①残留沈下を抑制するためには、盛土施工に伴って発生した過剰間隙水圧を静水圧まで消散させる程度のポンプ運転日数が適切と判断される。②ポンプ停止時期の施工管理として、間隙水圧計の設置が不可欠である。③泥炭層および有機質粘土層における沈下予測にあたっては、二次圧密を考慮する必要がある。この際、能登の予測式と負圧による二次圧密係数低減の考え方を用いることによって評価可能と考えられる。④残留沈下の制限が厳しい現場においても、サーチャージ工法を併用することによって、真空圧密工法を適用できる。 |
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