国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 造粒化された石炭灰の利用可能性について

作成年度 2003年度
論文名 造粒化された石炭灰の利用可能性について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成15年度技術研究発表会/第47回北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2004/02/24 ~ 2004/02/26
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質基礎研究室松田 正大(MATSUDA Masahiro)
土質基礎研究室西本 聡(NISHIMOTO Satosi)
土質基礎研究室佐藤 厚子(SATO Atsuko)
抄録
平成13年に循環型社会形成推進基本法が施行され、資源循環の流れが強まっており、排出量が年々増加傾向にある石炭灰の有効利用が急務となっている。これまで石炭灰の有効利用はセメント・コンクリート分野に大きく依存してきたが、近年セメントの需要も伸び悩み、このままの状態を続けるのは非常に厳しく、セメント以外の分野での有効利用拡大が必須の課題である。しかし石炭灰は地盤材料で使用する際には飛散が生じ、取扱いが困難な材料であることが知られている。そこで、この石炭灰を取扱い易い材料にするために造粒化することにより(造粒化石炭灰)、飛散抑制を試みた。室内試験において造粒化石炭灰の盛土材料としての利用可能性が確認されたことから、H14年度に造粒化石炭灰を用いた試験盛土を施工し、造粒化石炭灰の施工性、そしてその試験盛土の耐久性を検討した。一連の試験結果から、造粒化石炭灰の試験盛土において、造粒石炭灰は施工時に飛散が抑制され、機械も問題なく機能したことから施工性の良い材料であることがわかった。また、その試験盛土の耐久性においても現段階において問題が無く、良好な結果が得られた。
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