| 作成年度 | 2004年度 |
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| 論文名 | 道路上のドライバーの目線の高さの視程に与える雪堤の影響 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 第20回寒地技術シンポジウム |
| 誌名(No./号数) | 寒地技術論文・報告集 Vol. 20 |
| 発表年月日 | 2004/10/27 ~ 2004/10/29 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 防災雪氷研究室 | 松澤 勝(MATSUZAWA Masaru) |
| 防災雪氷研究室 | 加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko) |
| 防災雪氷研究室 | 伊東 靖彦(ITO Yasuhiko) |
| 抄録 |
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| 積雪寒冷地において、吹雪による視程障害は道路交通の安全性を脅かし、時には多重衝突事故の要因となる。このため、その対策は重要な課題である。一般に激しい吹雪を引き起こす主要因は、強い風と降雪である。しかし道路上での視程障害はこれ以外にも、様々な要因が関連する。その一つが雪堤の存在である。路側の雪堤の上端から吹き出す飛雪が、ドライバーの目線の高さに流れ込むと急激に視程を低下させることは、積雪寒冷地ではよく経験する。雪堤の影響については定性的に知られているものの、定量的に調査を行った事例はほとんど無い。そこで、著者らは、屋外で飛雪流量を測定し道路上での視程と雪堤の高さとの関係について分析した。 その結果、雪堤の存在によって、雪原上の視程の10分の1程度まで道路上の視程が低下するケースがあることが分かった。また、大型車と小型車のドライバーの視点からの視程が10倍程度異なることが分かった。このことから、雪堤の発達を抑える道路構造(防雪盛土や十分な堆雪余裕幅)は、有効な吹雪対策手段の一つと考えられる。 |
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