国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 北海道の地域特性を考慮した道路構造に関する研究(諸外国の事例を参考として)

作成年度 2005年度
論文名 北海道の地域特性を考慮した道路構造に関する研究(諸外国の事例を参考として)
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第21回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数) 寒地技術論文・報告集 Vol.21
発表年月日 2005/12/05 ~ 2005/12/07
所属研究室/機関名 著者名(英名)
交通研究室宗広 一徳(MUNEHIRO Kazunori)
交通研究室秋元 清寿(AKIMOTO Seiju)
交通研究室浅野 基樹(ASANO Motoki)
抄録
北海道の主要な地域特性は、積雪寒冷地並びに広域分散型社会を形成していることである。北海道の郊外部では、都市間を結ぶ交通手段として道路への依存度が高くなっている。そこで、地域特性に応じた適切な道路構造のあり方の検討、及び冬期交通を考慮した交通安全施策の推進等が求められている。本研究では、気候、地域特性及び道路交通特性の観点から北海道と多くの共通点を有している諸外国を対象とし、同国における道路構造について事例紹介する。北欧諸国を代表としてスウェーデン並びに北海道の隣国としてロシア連邦の道路構造を対象とした。両国共に、2+1車線道路構造を採択していることに着目し、その導入効果を明らかにする。スウェーデンについては、2+1車線道路は、2004年上半期までにおよそ1、000kmが開通しているが、交通事故削減等の効果が発揮されているので、同知見及び成果について報告する。ロシア連邦については、サハリン州内に位置し、2+1車線道路として整備されているユジノ・サハリンスク~コルサコフ間道路の概略を報告する。このような観点から、両国の経験と知見を踏まえた北海道の地域特性を考慮した望ましい道路構造を検討する際のポイントを整理する。
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