作成年度 | 2005年度 |
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論文名 | 石狩湾浅海部における水質変動に関する現地調査 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成17年度日本水産工学会学術講演会 |
誌名(No./号数) | 日本水産工学会学術講演会講演論文集 |
発表年月日 | 2005/05/28 ~ 2005/05/30 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木研究室 | 足立久美子(Adachi Kumiko) |
水産土木研究室 | 大澤 義之(OHSAWA Yoshiyuki) |
水産土木研究室 | 佐藤 朱美(SATOH Akemi) |
抄録 |
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対馬暖流の影響下にある北海道日本海側の沿岸域は、栄養塩が乏しく生物生産性が低いといわれ、深層水取水や湧昇流発生構造物の設置により栄養塩の豊富な深層水を浅海部へ導入し、基礎生産の向上を図る手法が模索されている。その実現に向けては、海域の水塊構造、流動環境、栄養塩動態等の海洋特性を基礎知見として集約していく必要がある。本報では北海道西部に位置する石狩湾で2003年から行っている流動・水質変動に関する現地観測のうち、栄養塩の季節変動および栄養塩組成について検討した結果について報告する。 石狩湾沿岸域の栄養塩供給源として、Pは深部側からの供給に依存し、冬季の鉛直混合や底層や底質中からの供給がないと枯渇しやすいこと、NとSiは深部からの供給以外に陸水流入による供給が多く、河川等陸源水の影響の度合いによって分布が大きく異なること、貧栄養期には石狩湾沖合のプランクトン生産層は有光層下限に極大があり、生産層ではN欠乏が著しいこと等が明らかとなった。 |
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