国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 ホタテ貝殻礁を用いた港内環境改善のための基礎的研究

作成年度 2005年度
論文名 ホタテ貝殻礁を用いた港内環境改善のための基礎的研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第42回環境工学研究フォーラム
誌名(No./号数) 第42回環境工学研究フォーラム講演集
発表年月日 2005/12/01 ~ 2005/12/03
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木研究室佐藤 朱美(SATOH Akemi)
水産土木研究室足立 久美子(ADACHI Kumiko)
株式会社エコニクス清田 健(KIYOTA Takesi)
株式会社エコニクス田保 知佳(TABO chika)
抄録
港湾水域は閉鎖的で有機物等が堆積しやすいため、底質悪化が進行している。一方、北海道では年間20万t排出されるホタテ貝殻の利用促進が地域課題である。そこで海底面に貝殻礁を敷設して堆積物食者の生息環境を創出し、環境改善を図る手法の開発をめざして、基礎的な観察および実験を行った。北海道室蘭港に貝殻礁、捕砂器を平成16年5月に設置し11月に回収した。貝殻礁に蝟集した底生生物ではアズマニシキガイなどの貝類や、ニホンスガメ、コソドロトゲヨコエビなどの堆積物食性のヨコエビ類が優占した。捕捉された沈降粒子量は30~45g/㎡/日、有機炭素は1.1~3.0gC/㎡/日、有機窒素は0.1~0.5gN/㎡/日であった。さらに室内実験により、ヨコエビ類の沈降粒子摂餌量を測定した結果、炭素・窒素除去能力は、炭素が20.0㎎C/g/日、窒素が0.33㎎N/g/日と試算された。
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