| 作成年度 | 2005年度 |
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| 論文名 | 石狩湾沿岸部における融雪出水期の植物プランクトンおよび栄養塩変動 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 寒地技術シンポジウム |
| 誌名(No./号数) | 寒地技術論文・報告集 |
| 発表年月日 | 2005/12/05 ~ 2005/12/07 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 水産土木研究室 | 足立 久美子(ADACHI Kumiko) |
| 水産土木研究室 | 大澤 義之(OHSAWA Yoshiyuki) |
| 水産土木研究室 | 佐藤 朱美(SATOH Akemi) |
| 抄録 |
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| 北海道の日本海側沿岸部では近年水産資源の減少による漁業の衰退が問題となっている.その一因として,当海域は対馬海流の影響下にあり貧栄養なため生物生産性が低いこと,また岩礁藻場における磯焼けが進行していること等が挙げられる.そこで植物プランクトンや海藻による基礎生産の向上を図ることを目的とし,各地で海洋深層水の浅海部への放水や湧昇流発生構造物の設置による深層水の浅海部への導入1),あるいは栄養塩の人為的な投入2)等の手法が模索されている.その実現に向けては,海域の環境特性を基礎知見として集約していく必要がある.また,沿岸生態系においては,その構成要素として河川等陸源の栄養塩や懸濁粒子も重要であり,河川水が基礎生産に果たす役割も明らかにする必要がある.そのため報告者らは,石狩湾をモデルフィールドとして,流動と水質変動に関する現地観測を2002年から行っている.本報告では,石狩湾沿岸域における植物プランクトン量や栄養塩の季節変動について述べるとともに,特に春季に生じる植物プランクトン増殖の特徴と河川からの融雪出水との関わりについて考察する. |
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