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発表 建設発生土に含まれる砒素の溶出特性について

作成年度 2005年度
論文名 建設発生土に含まれる砒素の溶出特性について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第40回地盤工学研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2005/07/05 ~ 2005/07/07
所属研究室/機関名 著者名(英名)
地質研究室田本 修一(TAMOTO Shuichi)
地質研究室伊東 佳彦(ITO Yosihiko)
地質研究室中川 伸一(NAKAGAWA Shinichi)
抄録
本研究では、これまでに岩石の特性や風化作用の影響を考慮した汚染土砂処理対策フローの構築を目的に現場から収集した発生土(特に岩ずり)の粒径別溶出試験を行い、粒径の違いによる有害物質の溶出傾向及び溶出した有害物質の溶出機構について把握した。今回、更に試料を追加して粒径別溶出試験を行い、多数の試験結果が得られた砒素について分析を行った結果、次のことがわかった。砒素の溶出量は、粒径2mm以上において最大粒径が大きくなるほど低下する傾向が見られた。火成岩、堆積岩ともに中性からアルカリ性領域に傾くにしたがい砒素の溶出量は増大する。また、中性から酸性領域においても火成岩では砒素の溶出量が増大する。火成岩及び堆積岩のそれぞれに鉄とシリカの溶出量比と砒素の溶出量の相関がみられる。今後の課題として、更なる試験データの蓄積と岩石の風化に着目した検討を行う予定である。
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