国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 セメント安定処理における固化材添加量の管理手法に関する研究

作成年度 2005年度
論文名 セメント安定処理における固化材添加量の管理手法に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会 土木学会第60回年次学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 2005/09/07 ~ 2005/09/09
所属研究室/機関名 著者名(英名)
伊藤組土建滝澤 嘉史(TAKIZAWA Yoshifumi)
土質基礎研究室西本 聡(NISHIMOTO Satoshi)
土質基礎研究室佐藤 厚子(SATOH Atsuko)
土質基礎研究室林 宏親(HAYASHI Hirochika)
抄録
セメント安定処理工においてセメント安定処理土に含有する固化材の量を管理することができれば,施工機械による攪拌ムラ・ロスを管理することが可能となる.これらを管理することで固化材の割増率を低減し,改良地盤の均一性を確保するとともに六価クロム溶出リスクを回避することができる.[*] 本研究は,セメント安定処理土で作成した懸濁液の比重に着目し,これを計測することで実際の添加量を計測・管理することが可能であるかを検証し,施工管理への適用性を評価するものである.[*] 試験室内で添加率をさまざまに変化させたセメント安定処理土を作成し,これを用いて懸濁液を作成して比重を計測(以下,比重試験という)した.時間経過にともなう比重の傾向を把握するため振とう後1分間毎に7分間計測した.[*]この結果,時間とともに添加率毎の比重差が減少する傾向があることをつかみ,添加率に対して一定の増加率で比重が変化する振とう後1分での比重計測が添加量管理に有効であることがわかった.[*]また,28日の室内強度が1.2MN/m2程度以上の強度が発現する添加率では,添加率と比重の傾向がとれなくなることから比重試験による添加量管理が可能な配合条件は,前述した強度以下の添加率であることがわかった.[*]本研究は室内試験の成果であり,現段階では現場での試行が必要であるが,添加率の増加にともなう懸濁液比重の変化によって添加量が推定できることがわかった.
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