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発表 直接基礎地盤における極限支持力の寸法効果に関する検討

作成年度 2005年度
論文名 直接基礎地盤における極限支持力の寸法効果に関する検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第46回地盤工学会北海道支部年次技術報告会
誌名(No./号数)
発表年月日 2006/02/06 ~ 2006/02/07
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質基礎研究室福島 宏文(FUKUSHIMA Hirofumi)
土質基礎研究室西本 聡(NISHIMOTO Satoshi)
土質基礎研究室冨澤 幸一(TOMISAWA Kouichi)
抄録
道路橋示方書の性能規定型基準への移行に伴い,直接基礎底面地盤の極限支持力算定式に支持力係数の寸法効果に関する補正係数が導入された.この補正係数は,基礎幅の増加が極限支持力を低下させる傾向にあることから,適正な構造物設計のためには寸法効果を踏まえた,より正確な設計定数(c,φ,補正係数等)の把握が必要とされている.[*]本検討では,寸法効果を考慮した適正な設計定数を把握する目的から,軟岩地盤,レキ質土地盤,岩砕による試験盛土地盤において載荷板の寸法形状を変えた地盤の平板載荷試験を実施し,直接基礎の寸法の変化に伴う極限支持力の寸法効果特性について考察した.その結果,以下のことが分かった.[*]1)載荷板寸法を変化させた平板載荷試験により,設計に必要な土質定数及び地盤反力係数,寸法効果補正のパラメータを推定した.[*]2)支持力係数Nγの補正係数Sγに,道示と同様の近似式の関係が認められる.しかしながら,補正係数のパラメータμは,必ずしも道示の一般値(-1/3)とはならなかった.[*]3)試験結果から得られた地盤反力係数kに,道示の推定式と同様の近似関係がみられた.しかしながら,パラメータは必ずしも道示の値(3/4乗)とは一致しなかった.[*]4)現場条件に適応した寸法効果補正係数の調査・算定が必要と考えられる.[*]5)寸法効果補正を踏まえた適正な設計定数(c、 、 k)の調査方法として,大型載荷板による平板載荷試験を提案した.
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