| 作成年度 | 2006年度 |
|---|---|
| 論文名 | 雪崩予防柵をすり抜ける法面雪崩の対策 |
| 論文名（和訳） | |
| 論文副題 | －北海道大雪湖周辺における調査事例－ |
| 発表会 | 第22回寒地技術シンポジウム |
| 誌名（No./号数） | 寒地技術論文・報告集 22号 |
| 発表年月日 | 2006/11/29 |
| 所属研究室／機関名 | 著者名（英名） |
|---|---|
| 雪氷チーム | 松下 拓樹（MATSUSHITA Hiroki） |
| 雪氷チーム | 松澤 勝（MATSUZAWA Masaru） |
| 雪氷チーム | 伊東 靖彦（ITO Yasuhiko） |
| 雪氷チーム | 三好 達夫（MIYOSHI Tatsuo） |
| 雪氷チーム | 加治屋 安彦（KAJIYA Yasuhiko） |
| （株）雪研スノーイーターズ | 大槻 政哉（OTSUKI Masaya） |
| 抄録 |
|---|
| 近年、北海道では雪崩予防柵をすり抜ける雪崩（以下、すり抜け雪崩）が発生している。すり抜け雪崩の発生機構を把握し、その対策方法を見い出すことを目的として、北海道の大雪湖周辺の過去の雪崩事例を整理するとともに、雪崩発生直後の積雪断面調査を行った。[*] １９９７年以降、大雪湖周辺で通行止めを伴う雪崩は８事例あり、全て面発生表層雪崩であった。このうち乾いた新積雪が崩壊して発生した場合が多く、すり抜け雪崩は５事例あった。雪崩発生直後の現地調査から、すり抜け雪崩は、上部より流下して柵をすり抜ける場合（①）と、雪崩予防柵の周りが発生区となって起きる場合（②）があると考えられる。[*] すり抜け雪崩の対策工法としてエキスパンドメタル等を施した雪崩予防柵周辺の積雪断面調査を行った結果、無対策柵に比べ、対策柵の背面で積雪が溜まる傾向にあり、積雪密度と硬度が高かった。この対策工法は、特に②のすり抜け雪崩に対して防止機能を有する可能性が示唆される。 |
| このサイトで提供される情報には、ＰＤＦファイルが使われています。ＰＤＦファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |  |
