作成年度 | 2006年度 |
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論文名 | 北海道における泥炭農地整備技術の変遷と課題 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 土壌の物理性 |
発表年月日 | 2006/11/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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資源保全チーム | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
抄録 |
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泥炭地での農地の造成や整備では大規模な土層改良(客土や排水)がなされてきた。そこで、北海道における排水と客土の整備技術の変遷を整理した。暗渠排水に関して、1955刊行の計画設計基準では泥炭土では、施工後の地盤沈下を考慮して標準より深く吸水管の深度を設定した。しかし、その後、泥炭層厚の厚い地域では、泥炭農地の地盤沈下が報告され、それには泥炭自体の分解も寄与しているところから、2000刊行版では分解による地盤沈下を防止のため標準より浅く0.5mとされた。 客土は地耐力の向上や保肥力の改善で実施されてきたが、近年では泥炭地水田の食味改善のためにも実施されている。[*] 自然再生推進法の制定により、泥炭農地の整備は隣接する泥炭湿原にも配慮して実施することが不可欠なっている。また、泥炭の分解消失は温室効果ガスの放散も伴うことから、泥炭農地は新たな利用・整備が必要とされている。 |
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