国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 木製防雪柵の野外試験について

作成年度 2006年度
論文名 木製防雪柵の野外試験について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 寒地技術シンポジウム2006
誌名(No./号数) 寒地技術論文・報告集Vol.22
発表年月日 2006/11/30
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム三好 達夫(MIYOSHI Tatsuo)
雪氷チーム伊東 靖彦(ITO Yasuhiko)
抄録
北海道の冬期道路では吹雪によって見通しが利かなくなる視程障害が発生し、ドライバーにとっては厳しい走行環境での運転となる。そのため、吹雪対策として防雪林、防雪柵などが整備されてきており、視程障害緩和や吹きだまり防止に効果を発揮している。[*] 近年、吹雪対策としては、防雪林の積極的な整備が行われているが、防雪林では生育により機能を発揮するまでには年月を要することから、その間の防雪機能を補完する施設が必要となっている。加えて、健全な森林育成などのため公共事業への間伐材利用が求められている状況にある。[*] 本報告では、4タイプの木製防雪柵について、野外に試験設置を行い、冬期間に視程と風向・風速を観測して視程障害緩和効果を比較検証した。その結果、高規格道路で一般的に採用されている吹き止め式の鋼製防雪柵を基本に防雪板を木製にしたタイプが、視程障害に対して最も有効であった。
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