国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 凍結を利用した高含水比土の改良について

作成年度 2007年度
論文名 凍結を利用した高含水比土の改良について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第42回地盤工学研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2007/07/04 ~ 2007/07/06
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム佐藤 厚子(SATOH Atsuko)
寒地地盤チーム西本 聡(NISHIMOTO Satoshi)
北見工業大学鈴木 輝之(SUZUJKI Teruyuki)
北見工業大学山下 聡(YAMASHITA Satoshi)
北見工業大学小倉 憲之(OGURA Noriyuki)
抄録
河川や湖沼の浚渫工事で発生する土砂は含水比が高く、強度が低いため、そのままの状態では土木材料として使用することができない。近年、環境負荷低減への社会の関心が高くなっていること、廃棄処分できる場所が限られてくることなどから、このような不良な土砂であっても有効利用しなければならない気運にある。[*] 一方、地盤が凍結する場合、地表面から冷却されることにより土中の水分を上部に吸い上げながら凍結していく。このとき地盤の下部では水分が上昇することにより、含水比が低下すると予想される。この原理を応用して北海道の冬期の寒冷な気候の下で、高含水比の浚渫土砂の含水比を低下させることができれば、かなり低コストな改良が可能となる。これまで浚渫土砂を凍結・融解させる実験を行い、含水比低下の可能性を検討してきた。今回さらに実験を重ね、凍結を利用して不良土の改良が可能であることおよび周囲からの水分供給が凍結による含水比低下に影響を与えるることがわかった。
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