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論文投稿 北海道地方部の2車線道路を対象とした交通性能評価の試行

作成年度 2007年度
論文名 北海道地方部の2車線道路を対象とした交通性能評価の試行
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第35回土木計画学研究発表会(春大会)
誌名(No./号数)
発表年月日 2007/06/09 ~ 2007/06/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地交通チーム宗広 一徳(MUNEHIRO Kazunori)
寒地交通チーム武本 東(TAKEMOTO Azuma)
寒地交通チーム浅野 基樹(ASANO Motoki)
抄録
北海道では都市間を結ぶ交通手段として道路交通への依存度が高く、唯一のモビリティとなっている場合が多い。北海道地方部の道路は、大半が2車線2方向の一般道路により整備されている。これに対し、2車線道路のサービス水準(LOS:Level of Service)の向上を図るため、地域特性に応じた適切な道路構造の採択(例えば、「2+1車線道路」)や交通運用の改善が求められている。しかし、同サービス水準を検討するに際し、既存の2車線道路の交通性能(速度特性並びに安全性等)の評価に関しては、これまでに十分に明らかにされてはいない。[*] 2車線道路の交通性能を表す評価指標は、道路利用者から見た分かりやすさという観点からは、交通量(Q)と速度(V)、さらに安全性も加味して事故件数や事故率等がある。中村並びに大口等による研究によれば、「種級区分に応じた道路サービス水準の設定並びに実現性能のチェックの必要性」などが指摘されているところである。Highway Capacity Manual 2000では、道路の幾何構造条件(車線幅員、地形、沿道出入箇所数、外)や交通条件(需要交通量、外)を踏まえ、2車線道路のサービス水準を算出する方法が示されている。他方、我が国の現行の「道路の交通容量」では、2車線道路の構造、地形、沿道状況、気象条件等に応じた交通量と速度の特性、及びサービス水準の考え方が十分に明らかにされてはいない。[*] 筆者等は、北海道地方部の2車線道路を対象とし、種級区分別の交通特性を把握するために、Q-V特性並びに事故率等による基礎的な性能評価を試行した。
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