| 作成年度 | 2007年度 |
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| 論文名 | 低温下の新雪の剪断強度と圧密に関する観測 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 第23回寒地技術シンポジウム |
| 誌名(No./号数) | |
| 発表年月日 | 2007/12/12 ~ 2007/12/14 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 雪氷チーム | 松下 拓樹(MATSUSHITA Hiroki) |
| 雪氷チーム | 松澤 勝(MATSUZAWA Masaru) |
| 雪氷チーム | 伊東 靖彦(ITO Yasuhiko) |
| 雪氷チーム | 加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko) |
| 抄録 |
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| 新雪による乾雪雪崩の発生危険度評価では、雪層の剪断強度と上載積雪荷重による剪断応力の比をとった積雪安定度が用いられる。一般的に積雪の剪断強度は密度から推定され、密度は圧密過程を考慮した計算式から求められる。これら既存の関係式が、北海道における低温下の積雪でも成立するのかを明らかにするため、札幌近郊の中山峠にて現地観測を行った。[*]観測の結果、密度100kg/m3以上で雪温-3~-7℃の新雪とこしまり雪の剪断強度は、雪温-4.4℃以上の積雪から得られた既存関係式に比べて小さい。これは低温のため圧密による密度増加に比べ、焼結等による積雪粒子間の結合力の増加が小さいためと考えられる。また、雪温-10℃以下の新雪の圧密による密度増加は、同じ雪温の既存関係式から得られる傾向に比べゆっくり進行する。したがって、雪温が低い場合、積雪の安定化に要する時間は、既存関係式から求められるものより長いと考えられる。 |
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