国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 開水路中を移動する氷盤が側壁へ与える準静的圧力

作成年度 2007年度
論文名 開水路中を移動する氷盤が側壁へ与える準静的圧力
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第23回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数) 寒地技術論文・報告集 Vol.23
発表年月日 2007/12/12 ~ 2007/12/14
所属研究室/機関名 著者名(英名)
八戸工業大学竹内 貴弘(TAKEUCHI Takahiro)
寒冷沿岸域チーム木岡 信治(KIOKA Shinji)
クマシロシステム設計寺島 貴志(TERASHIMA Takashi)
寒地港湾技術研究センター河合 孝治(KAWAI Kouji)
抄録
冬季間結氷する河川や沿岸域では、水理構造物と接触した状態で氷盤が移動することにより発生する構造物表面の磨耗に充分配慮せねばならない.例えば、冬季間結氷するサロマ湖や能取湖の様にオホーツク海と海水交換が行われている湖の湖口部(感潮狭水路)では、潮位変動に伴い往復流(順流・逆流)が発生し、それに伴って氷盤の移動が活発となる。この場合、海氷の水平方向の移動だけではなく潮位変動による鉛直方向の変動の影響も加わった状態で水路側壁の海岸施設と海氷とが相互作用し、構造物表面が磨耗する。この磨耗現象の把握には、開水路中を移動する氷盤が側壁へ与える接触圧力の評価が重要となる。一定流速条件下で氷盤が移動する場合に水路側壁に与える接触圧力は、側壁に一様に作用するような「準静的荷重」、複数氷盤の相互干渉に基づきその中の任意氷盤が間欠的に側壁に与える「衝突荷重」、さらに、側壁に凸部がある場合には氷盤の断続的な破壊に基づく「破壊荷重」などが考えられる。本研究では感潮狭水路中の浮氷盤が側壁に与える「準静的荷重」を対象とし、サロマ湖第二湖口を例に数値的な検討を行ったのでその内容を報告する。
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