国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 吹雪視程推定手法の開発と吹雪情報の提供

作成年度 2007年度
論文名 吹雪視程推定手法の開発と吹雪情報の提供
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第20回ふゆトピア研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2008/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
雪氷チーム加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko)
雪氷チーム松山 雄馬(MATSUYAMA Yuma)
雪氷チーム伊東 靖彦(ITO Yasuhiko)
稚内開発建設部鈴木 信(SUZUKI Makoto)
抄録
積雪寒冷地において、吹雪対策として、ドライバーへの冬期道路情報提供が行われている。本研究では、気象条件から視程を推定する手法を活用し、吹雪視程予測など広域の吹雪情報をインターネットで提供する実験を行った結果を報告する。[*] 本実験では、松澤・竹内(2002)の視程推定手法を活用し、風速と降雪強度から視程値を求めた。この手法では、乱流拡散モデルを用いた飛雪空間密度の垂直分布式と、視程と飛雪流量の関係式から視程を求める。気象条件として、風速と降雪強度を用いることで、このモデルを用いて視程を推定できる。[*] 実験の概要は次の通りである。実験対象地域は札幌圏(石狩、空知地方)と宗谷地方、実験期間は2006年12月~2007年3月(札幌圏)、2007年1月~2007年3月(宗谷地方)である。情報提供方法は主としてWebで主要なコンテンツは、(1)国道上の視程や降雪強度、(2)1kmメッシュの降雪や吹雪視程(実況・予測)、(3)メール配信による注意喚起(札幌圏のみ)である。[*] 実験の後半にWeb上でアンケートを採った(回答者数:札幌圏203名、宗谷地方95名)。札幌圏と宗谷地方で、吹雪情報による交通行動の変化を尋ねた結果によると、「出発時刻の変更」が最も多かった。吹雪情報提供による事故防止効果について尋ねた結果、両地域とも、吹雪情報は事故防止に効果があると考えられていた。
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