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発表 酸化・還元条件におけるトンネル掘削ずりからの重金属類溶出特性

作成年度 2008年度
論文名 酸化・還元条件におけるトンネル掘削ずりからの重金属類溶出特性
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会
誌名(No./号数) 第14回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集
発表年月日 2008/06/25 ~ 2008/06/26
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム田本 修一(TAMOTO Shuichi)
防災地質チーム伊東 佳彦(ITO Yosihiko)
防災地質チーム岡崎 健治(OKAZAKI Kenji)
抄録
トンネル掘削ずりを用いた酸化・還元条件における溶出量試験を行った結果、砒素、鉛の溶出量は、酸化条件の方が還元条件よりも高い値を示した。これは、砒素や鉛の溶出特性がpHに依存したことによるものと考えられた。溶媒が酸性化すると、砒素と鉛といった重金属類が複合して溶出する。振とう時間が長くなると、砒素、鉛の溶出量が低下する。酸化条件において、本試験に用いた泥岩と粘板岩の砒素の溶出傾向は、鉄の溶出傾向と良い相関性を示した。これは、試料中の水酸化鉄やフランボイダルな黄鉄鉱等に不純物として存在していたAsが中性またはアルカリ性環境下で遊離して溶出してきたものと考えられた。今後の課題として、データの蓄積や現地発生土を用いた酸化・還元条件における吸着試験を行うなどして、重金属類の溶出拡散評価を検討する予定である。
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