国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 橋梁維持管理システムに用いるRC床版劣化予測に関する一検討

作成年度 2008年度
論文名 橋梁維持管理システムに用いるRC床版劣化予測に関する一検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第6回道路橋床版シンポジウム
誌名(No./号数) 第6回道路橋床版シンポジウム論文報告集
発表年月日 2008/06/05 ~ 2008/06/06
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地構造チーム吉田 英二(YOSHIDA Eiji)
寒地構造チーム佐藤 京(SATOH Takashi)
寒地構造チーム三田村 浩(MITAMURA Hiroshi)
大阪工業大学松井 繁之(MATSUI Shigeyuki)
抄録
北海道開発局では現在約4、000 の橋梁を管理している.そのうちの多くが高度経済成長期に建設され、 三十数年から四十年を経過しており,橋梁の余寿命等を考えると,近い将来橋梁の維持補修事業の大幅な増加が予想される.一方,今後の厳しい財政状況を鑑みると、限られた公共事業予算の中で、約4、000 の管理橋梁に対して、 効率的かつ効果的な維持管理計画を立案することが必要となるとともに,社会情勢より予算要求や利用者への説明責任が要求される.[*]そのような背景から,筆者らは将来の老朽橋梁の増加と経済情勢を鑑み,橋梁の健全度を評価する機能,劣化を予測する機能を有し,効率的な維持管理計画の立案を支援する橋梁維持管理システム(CBMS:CERI Bridge Management System) の構築を行っている.本システムにおける部材の劣化予測は,過去15 年間に蓄積された橋梁点検結果を基に,マルコフの遷移確率行列式を用いて行っており,今後はさらに劣化予測精度の向上させる必要がある.一方,筆者らは輪荷重走行試験によりRC床版の疲労耐久性,余寿命予測に関する研究を行っている.[*]本論文では,システムの概要,特に現状の劣化予測手法について述べるとともに,RC 床版の輪荷重走行試験結果に基づく劣化予測手法をシステムに取り込むことに関する一検討について報告するものである.
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