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発表 混合藻類増殖試験による発臭性藻類の増殖特性に関する考察

作成年度 2008年度
論文名 混合藻類増殖試験による発臭性藻類の増殖特性に関する考察
論文名(和訳)
論文副題
発表会 土木学会全国大会 第63回年次学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 2008/09/10 ~ 2008/09/12
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム横山 洋(YOKOYAMA Hiroshi)
水環境保全チーム山下 彰司(YAMASHITA Shoji)
抄録
本研究で対象とした滝里ダムは,2002~04 年の夏季に湖水から閾値(5ng/L)を超える2-MIB が検出され,下流の水道利用者からは水道水のカビ臭に関する苦情が報告されている.その後の調査により,藍藻類の一種であるフォルミジウムテヌエ(以下「フォルミジウム」と記す)の増殖が,2-MIB 濃度上昇の原因と推定されている.現地ではカビ臭の発生年(02~04 年)と非発生年(05~07 年)が存在する.しかしカビ臭原因とされるフォルミジウム増殖開始の引き金となる原因は現在のところ特定できていない.[*]本研究では,フォルミジウム増殖期にあたる夏季湖水を対象に混合藻類増殖試験を行い,フォルミジウム増殖を引き起こす因子について検討を行った.試験結果より,藻類全体の増殖は,リンによる影響を受けることが窺えた.しかしフォルミジウムについては著者らが当初想定していた水温,リンと細胞数増殖の相関を確認できなかった.今後とも現地湖水の水質モニタリングを継続し,水温,栄養塩以外の因子も含めて発臭性藻類の現地増殖機構を検証することが必要である.
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