作成年度 | 2008年度 |
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論文名 | のり面構造の工夫と岩盤への木本緑化による雪崩対策のり面の設計・施工 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第24回寒地技術シンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2008/11/26 ~ 2008/11/28 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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道央支所 | 横山 博之(YOKOYAMA Hiroyuki) |
雪氷チーム | 松澤 勝(MATSUZAWA Masaru) |
地域景観ユニット | 松田 泰明(MATSUDA Yasuaki) |
網走開建 興部道路事務所 | 新岡 勝彦(KATSUHIKO Niioka) |
抄録 |
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積雪寒冷地である北海道では、時に道路のり面で雪崩が発生し、交通障害を引き起こすことがある。[*] 一般に道路の切土のり面勾配は土質や岩質等による斜面安定から決められており、雪崩に対する考慮はされていない。このため、供用後の状況により後付けで雪崩予防柵等が設置されていることが多い。[*] こうした中、近年の気象変動に伴い短時間に多量の降雪が発生し、これに対応するため雪崩予防柵が大型化し沿道景観への悪影響も指摘されている。[*] ここでは、平成16年度に実施した、「雪崩予防柵に頼らずに雪崩予防対策を実施した工事例」について報告する。[*] この工事では雪崩が発生しづらいのり面構造とした上で「苗木設置吹付工」と「植栽工」および「播種工」という3種類の工法で積極的に木本緑化を行った。その結果、施工後3年が経過したが雪崩発生は確認されていない。[*] 本報文では、本のり面で採用した、「雪崩予防と景観に配慮した切土のり面設計の考え方」と、「本現場における3年半の緑化状況と現在の状況」を報告するとともに、雪崩危険度を考慮した積雪寒冷地におけるより適切な切土のり面設計のあり方についても論じる。 |
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