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発表 雪崩予防柵をすり抜ける斜面積雪の特性に関する一考察

作成年度 2008年度
論文名 雪崩予防柵をすり抜ける斜面積雪の特性に関する一考察
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第24回寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2008/11/26 ~ 2008/11/28
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム松下 拓樹(MATSHSHITA Hiroki)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
雪氷チーム伊東 靖彦(ITO Yasuhiko)
(株)雪研スノーイーターズ大槻 政哉(OTSUKI Masaya)
(株)雪研スノーイーターズ齋藤 佳彦(SAITO Yoshihiko)
抄録
斜面積雪が雪崩予防柵の柵面をすり抜けるときの積雪特性を明らかにするため、札幌近郊の中山峠の試験斜面(勾配37°)に雪崩予防柵を設置し、斜面積雪が動きやすいようにブルーシートを敷設して実験を行った。実験は、2007年12月と2008年1月の2回行い、ブルーシート上に積もった雪の密度と硬度を測定した後、人力により振動を加えて雪崩を誘発させ、すり抜け現象の有無と雪の流動形態の観察を行った。[*] 実験の結果、積雪硬度が1~2kN/m2程度の小さい場合にすり抜け現象が発生し、硬度が10kN/m2以上の場合では、流下した雪は柵面をすり抜けなかった。積雪硬度とすり抜け現象発生の関係を明らかにするため、実験のビデオ画像から判断した流下速度と密度に基づいて雪が雪崩予防柵に衝突するときの衝撃圧を理論的に求めた。この衝撃圧と積雪硬度を比較から、すり抜け現象は衝撃圧が積雪硬度を上回る場合に発生すると考えられる。
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