国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 バイオガスからの水素・ベンゼンの併産技術の実証

作成年度 2008年度
論文名 バイオガスからの水素・ベンゼンの併産技術の実証
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第24回 寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 2008/11/27
所属研究室/機関名 著者名(英名)
資源保全チーム大久保 天(OHKUBO Takashi)
寒地農業基盤研究グループ長秀島 好昭(HIDESHIMA Yoshiaki)
抄録
北海道におけるエネルギー消費量は、およそ産業部門、民政部門および運輸部門でその量を三等分される。一次エネルギーの供給量は、大きく石油に依存し、水力、地熱、風力、太陽光およびバイオマス発電などの再生可能エネルギーへの依存割合は小さい。このため、新エネルギーの導入実績を増やす目標に沿って、活動が行われている。また、北海道の総炭素排出量は全国比で5.4%であり、炭素排出量は産業部門、民生部門および運輸部門でほぼ三等分される。農林水産業からは4%シェアの660、000ton-Cの排出量を占める1)。現在、温暖化抑止のために、各業種での炭素排出量の削減が強く求められている。[*] 本実証研究は、このような背景のなか、バイオガスを原料に水素への改質と同時に、従来では地域に無かったベンゼンという化学基礎原料を生産する技術を確立したものであり、このことによりバイオマスの多様な利用に向けた技術の展開や温暖化抑止の施策にも貢献するものである。
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