作成年度 | 2008年度 |
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論文名 | 一般国道334号斜里町朱円橋の床版補修設計について―床版二重防水と下面繊維補強の提案― |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第52回(平成20年度)北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 第52回(平成20年度)北海道開発局技術研究発表会発表論文集(CD-ROM) |
発表年月日 | 2009/02/25 ~ 2009/02/26 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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網走開発建設部 網走道路事務所 | 林 正人 |
網走開発建設部 道路第1課 | 松本 朋也 |
寒地構造チーム | 三田村 浩(MITAMURA Hiroshi) |
抄録 |
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一般国道334号斜里町の朱円橋について,現橋RC床版の補修補強を計画している。床版上面は浸透系防水と一般防水の複合防水で水密性を向上させ,凍害劣化の予防を図った。下面補強量の決定には,目標供用年数に至る余寿命を設定し,交通量予測値と床版耐力からの疲労破壊走行回数を比較する手法を用いた。炭素繊維シートを橋軸方向と直角方向に1層ずつ接着することで床版疲労寿命は20倍以上となり,少量の補強量で目標供用年数を上回る効果を得られることが分かった。[*]本橋梁で採用した床版補修方法は,実験による検証等から以下の点で有用であると考えられる。①配力鉄筋による剥離破壊耐力分を考慮したせん断耐力から補強効果が理論的に評価できることが確認された。②朱円橋においては,上面劣化深さ1cm を切削し,床版下面に炭素繊維シートを格子状に1 層ずつ接着することで,約120 年の疲労耐久性を確保することができた。③二重防水の浸透系防水により,ひび割れにも含浸して表面を改善する効果が期待でき,防水性の向上から床版上面の凍害劣化防止となり,かぶり厚不足への対応も期待される。 |
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