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発表 能取湖における密度成層崩壊時の貧酸素水塊の挙動に関する現地観測

作成年度 2009年度
論文名 能取湖における密度成層崩壊時の貧酸素水塊の挙動に関する現地観測
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第56回海岸工学講演会
誌名(No./号数) 海岸工学論文集(第56巻)
発表年月日 2009/11/18 ~ 2009/11/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木チーム山本 潤(YAMAMOTO Jun)
アルファ水工コンサルタンツ酒向 章哲(SAKOU Akinori)
水産土木チーム渡辺 光弘(WATANABE Mithuhiro)
北海道開発局網走港湾事務所牧田 佳巳(MAKITA Yoshimi)
東北大学田中 仁(TANAKA Hitoshi)
抄録
北海道北部に位置する能取湖は,北端の湖口によりオホーツク海と通じる閉鎖性の海域である.静穏な湖内ではホタテガイ稚貝の養殖が盛んに行われ,道内全域のホタテガイ養殖に必要な種苗の生産を行っている.しかし,閉鎖度が高く,養殖に伴う経年的な底質悪化もあり,夏季には貧酸素水塊が発生しやすい状態になっていることが懸念されている.2007年には能取湖では初めての青潮が湖内南岸で確認され,同時に養殖ホタテの斃死被害が報告されている.これを受け,著者らは2008年に夏季成層下での貧酸素水塊の形成と湖口を通じた海水交換,秋季の成層崩壊に伴う貧酸素水塊の挙動等を捉える現地観測を実施した.また,本調査期間中に,能取湖北岸の定置網で漁獲されたサケに貧酸素水塊の影響と見られる斃死被害が生じたため,その原因についても考察を行った.本稿では,これらの観測結果を報告するとともに,貧酸素水塊の挙動の解明および漁業被害を生じさせた原因に関して数値計算に基づく検討を行ったので,それらについて論じる.
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