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論文投稿 自然寒冷下での凍結融解過程における高含水比土の水分挙動

作成年度 2009年度
論文名 自然寒冷下での凍結融解過程における高含水比土の水分挙動
論文名(和訳)
論文副題
発表会 地盤工学ジャーナル Vol. 4、 No. 2 (2009.6)
誌名(No./号数)
発表年月日 2009/06/29
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム佐藤 厚子(SATOH Atsuko)
北見工業大学中村 大(NAKAMURA Dai)
北見工業大学鈴木 輝之(SUZUJKI Teruyuki)
抄録
地盤が地表面から冷やされて凍結が下方に進行していくとき,未凍土中の水分は凍結面すなわち上部に移動していく。この現象によって,凍結した部分は移動してきた水分により高含水状態になるが,水分が移動した未凍結部分は低含水比となる。この原理を利用して高含水比土の水分を低下させることができれば,低コストの土質改良が可能となる。本研究では,屋外凍結実験土槽を用いて,地盤中の温度と含水比分布,さらに冬期間の凍結性状の計測を2 年間に渡って継続した。その結果,未凍結期における乾燥とそれに続く凍結期における水分移動の特性を明らかにすることができた。さらに,屋外土槽に投入した網走湖浚渫底質の含水比低下は,凍結期を挟んだ1 年でその大部分が発生し,含水比は300%から150%程度にまで低下するなどの結果が得られた。
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