国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 拡幅盛土における泥炭性軟弱地盤対策工の改良効果とコスト縮減

作成年度 2009年度
論文名 拡幅盛土における泥炭性軟弱地盤対策工の改良効果とコスト縮減
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第28回日本道路会議
誌名(No./号数)
発表年月日 2009/10/29 ~ 2009/10/30
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri)
寒地地盤チーム西本 聡(NISHIMOTO Satoshi)
寒地地盤チーム林 宏親(HAYASHI Hirochika)
抄録
北海道には約2、000km2に及ぶ泥炭性軟弱地盤が分布しており、道路事業を推進する上でこれらの地盤を回避して事業を実施することは困難である。泥炭性軟弱地盤は泥炭層が3~5m程度で、その下の土槽は軟弱な粘土層で構成されることが多く、地域によっては厚さが20m以上に及ぶ。[*]このような地盤で軟弱地盤対策を実施する場合、対策時間と建設費用がトレードオフの関係となるが、昨今における公共事業のコスト縮減は、建設コストの縮減と事業のスピードアップは一体不可分にあることから、早期の道路供用が可能でかつ、経済的な軟弱地盤対策工法を計画、実施する必要がある。[*]  本報告は、軟弱層厚が約15mの拡幅盛土の安定対策として、盛土法尻部に改良規模の異なる4パターンのフローティング式地盤改良(トレンチャー式撹拌工法)の改良効果を整理した。さらに、試験施工で得られたパターンを本施工に導入したことによる、建設コストの縮減効果について述べる。
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