| 作成年度 | 2009年度 |
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| 論文名 | 酸性化した溶出水による岩石ずりの重金属類溶出量評価に関する考察 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 第8回環境地盤工学シンポジウム |
| 誌名(No./号数) | 第8回環境地盤工学シンポジウム発表論文集 |
| 発表年月日 | 2009/07/16 ~ 2009/07/17 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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| 防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
| 防災地質チーム | 岡崎 健治(OKAZAKI Kenji) |
| 防災地質チーム | 阿南 修司(ANAN Syuuji) |
| 防災地質チーム | 伊東 佳彦(ITO Yosihiko) |
| 抄録 |
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| 本研究では、化学的風化を受けた岩石ずりを対象として溶媒を変化させた溶出試験及びタンクリーチング試験を実施し、長期的な重金属類の溶出傾向、長期溶出量を評価するための溶出試験法について検討した結果、以下のことが明らかとなった。[*](1) 溶出水が酸性化する試料を用いた溶出試験では、Pbについて46号試験では基準値以下であったAN1において、長期溶出試験では180日で基準値を超過し、希硫酸溶出試験でも基準値を超過して検出された。[*](2) 長期溶出試験の溶出水の溶存イオン傾向は、46号試験および希硫酸溶出試験と調和的であり、強制酸化試験とは異なる。[*](3) 30%過酸化水素水によるpH試験でpH3.5以下、総硫黄含有量0.4%以上、公定法の溶出試験pH7以下の3指標をすべて満足したものが、溶出水が強酸性化する可能性のある岩石ずりであると考える。ただし、それぞれの指標単独では、溶出水が強酸性化する可能性のある岩石ずりを評価できないことに留意する必要がある。[*]今後の課題として、データを蓄積し長期溶出リスクを考慮した重金属類溶出量評価法の検討を行う予定である。 |
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