シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 ベーンの回転速度と剪断強度およびプッシュゲージの直径と硬度との関係

作成年度 2009年度
論文名 ベーンの回転速度と剪断強度およびプッシュゲージの直径と硬度との関係
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本雪氷学会北海道支部研究発表会
誌名(No./号数) 北海道の雪氷
発表年月日 2009/06/23
所属研究室/機関名 著者名(英名)
道央支所横山 博之(YOKOYAMA Hiroyuki)
雪氷チーム松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
雪氷チーム松下 拓樹(MATSHSHITA Hiroki)
寒地道路保全チーム布施 浩司(HUSE Kouji)
雪氷チーム坂瀬 修(SAKASE Osamu)
道央支所吾田 洋一(AZUTA Youichi)
抄録
道路のり面で雪崩が発生し,通行止めとなった場合,積雪の剪断強度を把握することは,通行止め解除の判断に際して重要である.しかしながら,シアーフレーム試験は測定に手間と時間がかかるため,現在は現場技術者や有識者の経験に基づいて通行止め解除の判断を行っている.そこで,著者らは道路維持管理現場での利用を想定し,明確な弱層が存在しない場合はポータブルベーン試験器,弱層が存在する場合にはプッシュゲージによる積雪剪断強度把握の可能性について,研究を進めている.[*] 本研究の前半では,ポータブルベーン試験器の回転速度と剪断強度の関係を述べる.栗山らの研究ではベーン回転速度が0.25 rad/sを超えると積雪剪断強度の変化は小さいとされているので,これについての検証である.研究の結果、ベーン試験についてはベーンの回転速度が早いほどベーン剪断強度は小さくなり,シアーフレーム剪断強度に近づくことが検証出来た。[*] 後半では,プッシュゲージアタッチメントの直径と積雪硬度との関係について述べる.竹内らは直径8 mm以上では計測値がほぼ一定になるとしている.これに対し,佐藤らは直径8 mm以上でも計測値は減少傾向にあるとしているので,これらに関する検証である.研究の結果、プッシュゲージによる積雪の硬度測定では,アタッチメント直径が8 mmを超えても積雪硬度は減少する傾向があることが検証出来た.[*] しかしながら,今回の計測は限られた雪質での試験であるため,今後は様々な雪質で試験を行い,ポータブルベーン試験器およびプッシュゲージによる積雪剪断強度把握の可能性について,さらに研究を進めて行きたいと考えている.
本文閲覧ご希望の方は、直接、当該学会等にお問い合わせください。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.