作成年度 | 2009年度 |
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論文名 | 融雪水を利用した高架下の緑化 |
論文名(和訳) | 散水不要な緑化技術 |
論文副題 | |
発表会 | ゆきみらい2010in青森 |
誌名(No./号数) | 第22回ゆきみらい研究発表会論文集 |
発表年月日 | 2010/02/18 ~ 2010/02/19 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 佐藤 厚子(SATOH Atsuko) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
抄録 |
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橋梁の下では、植物の種子吹きつけや張芝などの緑化工法が実施されている。しかし、降雨による自然灌水が期待できない箇所であるため、裸地化が進み、景観が不良になるだけでなく、洪水により高水敷が洗掘し土砂が流出したり、乾燥した箇所の土砂が近隣住民へ飛散するという問題が発生している。このため、緑化を長期間維持する対策が必要となっている。[*] そこで、緑化を維持するための散水対策として、自重の約200倍の水分を吸収し周囲が乾燥すると吸収した水を徐々に放出する性質を持つ高分子吸水材を土壌に混合して土壌の保水能力を向上させることとした。春先の融雪水が高分子吸水材に吸収され、この水が植物の生育に使われることを利用し、散水が不要な緑化が可能となると考えたものである。[*] 試験施工の結果、土壌に高分子吸水材を混合することにより、人工的な散水がなくても十分緑化できることがわかった。また、緑化に適切な高分子吸水材の混合量も明らかになった。 |
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