作成年度 | 2009年度 |
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論文名 | 北方海域でのマナマコよる有機物浄化能力の検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会平成21年度全国大会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2009/09/02 ~ 2009/09/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木チーム | 岡本 健太郎(OKAMOTO Kentarou) |
水産土木チーム | 山本 潤(YAMAMOTO Jun) |
道央支所 | 熊谷 直哉(KUMAGAI Naoya) |
抄録 |
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港湾・漁港の泊地では,懸濁態有機物の堆積が多く,底質のヘドロ化や貧酸素水塊の発生が危惧されている.これまでの環境改善対策として,海底に堆積したヘドロの浚渫,覆砂等が行われているが,コストが高く持続性に課題がある.そこで著者らは,北海道の漁港内に水産有用種であるマナマコ(ナマコ)を増殖させ,底質浄化を図る手法について検討している.ナマコは海底に堆積する有機物を摂餌するので底質浄化能力を有していると言われており1),漁獲を通じて系外への有機物の排出が期待できる.しかし,北方海域でのナマコの摂餌量や有機物浄化量に関する知見は殆どなく,ナマコの摂餌生態の解明と有機物浄化能力の検討が求められている.本研究では,ナマコの摂餌生態に関する室内試験により,底質改善の一因となる有機物浄化能力の検討を行った.また,底質汚濁が問題視されている港内泊地での解決法の一例として,既に汚濁した底質を摂餌物とした場合でのナマコの摂餌行動についても検討を行った. |
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