作成年度 | 2009年度 |
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論文名 | 自然由来の重金属類を含む掘削ズリの取扱いと今後の対応について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 2010トンネル技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 2010トンネル技術研究発表会論文集 |
発表年月日 | 2010/02/26 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
抄録 |
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自然界に存在する岩石は,岩石のでき方や風化の状況によって濃度や溶出特性は異なっているものの,ヒ素や鉛,カドミウムといった自然由来の重金属類を普遍的に含んでいる。土壌汚染対策法が施行された平成15年以前は,鉱山地帯を通過するトンネル工事のような特殊な事例を除いては,建設工事においてこれらの重金属類への対策が検討されることは極めてまれであった。同法が施行されて以降は,土壌汚染対策法では自然由来の重金属類により基準値を超過する土壌については法の対象外とされたものの,自然由来の重金属類が含まれる場合であっても同法に準じて対策を検討するケースが増えてきている。[*] このような現状を踏まえ,国土交通省では平成20年10月に「建設工事における自然由来重金属等含有土砂への対応マニュアル検討委員会」(委員長:嘉門雅史 香川高等専門学校長)を組織し,この問題に対する技術的な手法のとりまとめを行ってきた。本報告では,現在検討中のマニュアルの内容について,全体の流れ,試験法,リスク評価,対策に分けて紹介する。 |
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