作成年度 | 2010年度 |
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論文名 | 健全な水環境系に向けた浸透側溝の検討について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第20回環境工学総合シンポジウム2010 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2010/06/27 ~ 2010/06/28 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 安達 隆征(ADACHI Takayuki) |
寒地地盤チーム | 佐藤 厚子(SATOH Atsuko) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
抄録 |
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道路側溝は、雨水等による表面水を、道路敷地内で集水し、道路排水を極力河川あるいは排水路まで導くように計画するので、法面小段や法尻にコンクリートトラフ側溝を敷設し、桝の位置で集水しながら、流末としての既設排水路等まで導水する形式になっている。[*]一方、道路敷地内に流末排水路がない場合は、浸透桝により対処している場合がある。浸透桝の設置についての地盤条件は、表層付近に透水性の比較的良好な層が存在することである。すなわち、その前後のコンクリートトラフ側溝設置区間においても浸透性は期待できる。[*] そこで、透水性が良好な地盤が分布する盛土区間において、道路側溝を砕石やホタテの貝殻等の排水性に優れた構造(浸透側溝)にし、表面水を側溝自体で地盤内へ浸透させることを試みた。[*]また、浸透側溝は、コンクリートトラフに比べて、自然で健全な水循環系を維持することから、環境に配慮した排水機能であると言える。本検討は、排水を人工的に集水させることから、本来の自然な水循環系に近づけることを念頭に置いた。そこで、浸透側溝の効果を立証するため、現場での試験施工を行い、目視観測や計器観測の結果を考察した。 |
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