国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 火山灰質地盤における杭基礎の水平抵抗特性に関する検討

作成年度 2010年度
論文名 火山灰質地盤における杭基礎の水平抵抗特性に関する検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第51回地盤工学会北海道支部技術報告会
誌名(No./号数)
発表年月日 2011/02/04 ~ 2011/02/05
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム江川 拓也(EGAWA Takuya)
寒地地盤チーム西本 聡(NISHIMOTO Satoshi)
寒地地盤チーム冨澤 幸一(TOMISAWA Kouichi)
抄録
本検討は、火山灰質地盤における杭基礎の水平抵抗特性について、杭の水平載荷試験による水平方向地盤反力係数kH、地盤の変形係数Eの直接的な評価・検証を行ったものである。その結果、火山灰質地盤における杭基礎の水平荷重H~水平変位量y関係は、比較的弾性的な挙動を示し、現行設計のとおり水平方向地盤反力係数kHの非線形を見かけ上線形と扱って問題ない。また、水平方向地盤反力係数kH、地盤の変形係数Eの実測値は、設計値の0.3~1.6倍の範囲を示し、これは、実測の地盤の変形係数EとN値の関係が一般に示されるE=700Nに対しバラツキが多く、変形係数Eの適正な評価手法・設計法の確立の必要性が窺われたものと考える。水平方向地盤反力係数kHの水位変位量yの増加に伴う低下傾向は、一般に知られるkH = kH0・( y /y0 )-0.5の関係と傾向が異なっており、kH = kH0・( y / y0 )-0.4~-0.6の範囲を示した。
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