作成年度 | 2011年度 |
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論文名 | 空中電磁法と空中磁気法の併用によるトンネル地質評価の精度向上 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本地球惑星科学連合2011大会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2011/05/22 ~ 2011/05/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 岡崎 健治(OKAZAKI Kenji) |
防災地質チーム | 伊東 佳彦(ITO Yosihiko) |
抄録 |
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長大トンネルの地質調査では、その範囲が広いことや建設地が山岳地帯となることも多く、調査地全体の地質の分布や地盤深部の状態を十分に把握することは難しい。また、調査における多大な労力やコストの面でも、その精度に限界があるといえる。一方、近年、ヘリコプターを利用した物理探査が、大規模な地すべりなどの土木地質分野にも適用されている。この方法は、迅速かつ広域的に3次元の地盤特性を評価するためのデータ計測が可能であり、それらの調査事例についても多数報告されている。調査では、北海道東部のトンネル計画箇所において、空中電磁法ならびに空中磁気法を実施し、既存の地質調査結果との対応を整理することで、本手法の土木地質調査への適用性について検討した。本調査の結果、空中電磁法ならびに空中磁気法をトンネル地山の地質構造調査に適用することで、面的かつ深部の状況を推定するための情報を得ることができた。また、事前の物理探査やボーリング調査などの地質調査結果と比較した場合、それらを説明しうる情報を得ていると判断された。空中電磁法ならびに空中磁気法は、調査地の条件や精度に応じて、地質調査への適用は十分可能であるといえる。 |
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