作成年度 | 2011年度 |
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論文名 | 泥炭地盤上の道路盛土の耐震補強に関する遠心力模型実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第46回地盤工学研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2011/07/05 ~ 2011/07/07 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 梶取 真一(KAJITORI Shinichi) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
寒地地盤チーム | 林 宏親(HAYASHI Hirochika) |
寒地地盤チーム | 橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri) |
抄録 |
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北海道で過去に発生したいくつかの大規模地震において、泥炭地盤上に構築された道路盛土ならびに河川堤防に大きな変状が生じた。既往の研究により、大規模な盛土被害の要因は、盛土材料の砂質土が泥炭地盤にめり込んだ層の圧縮、泥炭層の側方流動、沈下盛土層の過剰間隙水圧の発生によるのり尻付近の泥濘化が複合的に作用したことであると明らかにされたが、合理的な耐震補強法などは明確にされていない。そこで、泥炭地盤上の既設盛土の耐震補強法に関する遠心力載荷模型実験を実施した。[*]その結果、以下の知見が得られた。[*]1)ふとん籠を用いた耐震補強は、沈下盛土層の排水効果により、地震時の過剰間隙水圧の消散を促すことで、無対策と比較して、盛土の沈下量を約40%低減できることが確認された。[*]2)セメント改良を用いた対策は、法尻から外側に向かって改良幅を広げても側方流動の抑止効果は見られなかった。[*]3)法尻から内側にある沈下盛土層をセメント改良することで、液状化領域を小さくし、盛土の沈下および側方流動の抑止効果が期待できると考えられる。 |
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