作成年度 | 2011年度 |
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論文名 | Slope Protection in Cold Regions Using the Insulation Effect of Plants |
論文名(和訳) | 植物の断熱効果を利用した寒冷地ののり面保護について |
論文副題 | |
発表会 | The 4th International Geotechnical Symposium(第4回国際地盤工学シンポジウム) |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2011/07/26 ~ 2011/07/28 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 佐藤 厚子(SATOH Atsuko) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
北見工業大学 | 鈴木 輝之(SUZUJKI Teruyuki) |
北見工業大学 | 中村 大(NAKAMURA Dai) |
抄録 |
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植物には断熱効果があるとされていることから、寒冷地ののり面の温度低下を抑制し、凍上被害を軽減できると考えた。そこで、盛土のり面をすき取り物、または張芝の2つの方法により緑化し、地表面および地中の温度を測定し、植生がない箇所と比較した。その結果、次のことが分かった。①冬期間は植生のある方が、夏期間は植生のない方が地表面の温度が高い。②植生があることにより、のり面の凍結深さが浅くなる。③のり面の方位が凍結深さに影響を与え、南向きの方が北向きよりも凍結深さが浅い。④施工からの時間が短いと、緑化の方法により植物の生育状況が異なることから、施工後2シーズン目程度までは、植生の有無による断熱効果の違いが大きい。⑤植物が密に生育している方が断熱効果は大きい。これらより、植生による断熱効果が明らかになり、凍上および凍結融解による道路のり面の崩壊が抑制できる可能性を見いだした。 |
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