作成年度 | 2011年度 |
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論文名 | 極限平衡解析による岩盤斜面の簡易安定度評価法の適用と検証事例 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会論文集 |
誌名(No./号数) | 土木学会論文集C(地圏工学),Vol.67,No.2 |
発表年月日 | 2011/05/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 日下部 祐基(KUSAKABE Yuuki) |
豊橋技科大 | 三浦 均也(MIURA Kinya) |
防災地質チーム | 伊東 佳彦(ITO Yosihiko) |
寒地構造チーム | 表 真也(OMOTE Shinya) |
抄録 |
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2007年に岩盤崩落が発生した塊状火砕岩が主体の岩盤斜面データを用いて,本研究で考案した簡易な岩盤斜面の安定度評価法の妥当性を検証した.同評価法は,遠心力模型実験結果をもとに引張応力と引張強さの極限つり合い状態を考えた,2次元および2種類の3次元極限平衡解析によるものである.検証の結果,2次元解析では安全率1.0に近い値(1.1)が得られた.3次元解析では,最小安全率が1.0になるときの新たな亀裂の鉛直長さ(切欠き高さ)が,岩盤斜面の崩落面の観察から得られた値(5.0m)よりもやや大きく(想定亀裂面法で5.2m,最小亀裂角法で6.9m)安全側に評価された.以上のことから,斜面の安全性の評価として,まず簡便な2次元解析により対象斜面を検討し,より精度の高い評価を行う場合には3次元解析により検討するのが妥当と結論づけられた. |
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