作成年度 | 2011年度 |
---|---|
論文名 | Seasonal Changes in Energy Outputs for Three Different Biogas Utilization Methods |
論文名(和訳) | 3種類のバイオガス利用方式の違いによるエネルギー産出量の季節変化について |
論文副題 | |
発表会 | CIGR International Symposium on “Sustainable Bioproduction - Water、 Energy、 and Food” |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2011/09/19 ~ 2011/09/23 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
資源保全チーム | 中山 博敬(NAKAYAMA Hiroyuki) |
酪農学園大学 | 干場信司(Hoshiba Shinji) |
資源保全チーム | 石田 哲也(ISHIDA Tetsuya) |
資源保全チーム | 横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro) |
(株)グリーンプラン | 今井俊行(IMAI Toshiyuki) |
宇都宮大学 | 菱沼竜男(Tatsuo Hishinuma) |
酪農学園大学 | 森田茂(Morita Shigeru) |
抄録 |
---|
寒冷地では、冬期と夏期の気温差が大きいため、バイオガスプラントの運転に必要なエネルギー量が大きく変化する。そのため、プラント外部で利用可能なエネルギー量に季節変化が生じる可能性がある。本報告では、シミュレーションモデルを用い、バイオガス利用方法がガスボイラー、CHPおよびバイオガス精製装置の場合でのプラント運転時のエネルギー産出量についての季節変化について定量的に比較した。その結果、エネルギー産出量の季節変化は、CHPを利用する場合、夏季には、発生する熱エネルギー量よりもプラント運転時に消費する熱エネルギー量が少ないため、熱エネルギーをプラント外部へ供給することが可能であった。一方、冬季は外部へ供給可能な熱エネルギーが発生しなかった。すなわち、CHPを用いたケースの場合、プラント外部で熱エネルギーが必要な冬季に熱エネルギーを供給できないことが明らかとなった。一方、バイオガス精製装置を利用する場合では、エネルギー生産効率は良くないものの、汎用性が高く貯蔵可能な精製ガスとしてエネルギーを産出することができるため、需給の調整が比較的容易であると考えられる。今後の課題として、産出されたエネルギーが最終利用されるまでのエネルギー収支を検討する必要がある。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |