作成年度 | 2011年度 |
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論文名 | 寒冷気候を利用した浚渫土砂の改良について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第9回環境地盤工学シンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2011/10/06 ~ 2011/10/07 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 佐藤 厚子(SATOH Atsuko) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
元北見工業大学 | 鈴木 輝之(SUZUJKI Teruyuki) |
北見工業大学 | 中村 大(NAKAMURA Dai) |
抄録 |
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地盤が地表面から冷却され凍結が侵入することにより未凍土側の水分が凍結面に移動してアイスレンズを生成させていくことが知られている。このとき水分が移動した未凍土側では含水比が低下する。この原理により北海道の冬期の寒冷な気候を利用して、高含水比の浚渫土砂の含水比を低下させることができれば、一般的な改良方法である曝気乾燥、粒度調整、固化材による改良よりかなりコストを低く抑えることができる。これまで、屋外土槽による寒冷気候を利用した実験により高含水比土の脱水効果が確認できた。この方法を実際に適用する場合、施工する場所に含水比低下のための土槽を構築しなければならず、このための費用は大きい。また、作製した土槽はその後撤去するなどの問題が残る。そこで、寒冷気候を利用した脱水工法を実用化するため、屋外土槽の代替えとして大型土のうを用いて冬期間の凍結による含水比低下実験を行った。その結果、寒冷気候のもとで大型土のうを用いることにより、簡易で経済的な脱水が可能であることが分かった。さらに、凍結脱水により土中の成分抽出の可能性が明らかになった。 |
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