作成年度 | 2011年度 |
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論文名 | 北海道で構築された補強土壁の実態調査結果 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第52回地盤工学会北海道支部技術報告会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2012/01/30 ~ 2012/01/31 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(NISHIMOTO Satoshi) |
寒地地盤チーム | 林 宏親(HAYASHI Hirochika) |
寒地地盤チーム | 梶取 真一(KAJITORI Shinichi) |
抄録 |
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本報告は、北海道開発局が平成16年~22年に施工した既設補強土壁(テールアルメ、多数アンカー、ジオテキスタイル)の実態調査結果について述べたものである。実態調査は設計および施工の妥当性を業務・工事成果を基に整理し、この2つの成果資料が揃っている現場を対象に現況調査(壁面変位の計測、擁壁周辺調査)を実施した。[*]実態調査の結果、以下の知見が得られた。[*](1)28現場を調査したうち、7割は冬期施工(11月~3月)であったが、雪や凍結土が盛土に混入したと想定される変状モードは確認されなかった。[*](2)直壁タイプ(テールアルメ、多数アンカー)の変状は、笠コンクリートのクラック、構造物と補強土壁の境目の開き、壁面材のズレ(段ズレ)が確認されたが、いずれも軽微であり、補強土壁全体の安定性能を損なうものではないと考えられる。[*](3)斜壁タイプ(ジオテキスタイル)は直壁タイプと比較して壁面変位量が大きい調査結果が得られた。一現場のみ経時変化によって水平変位量が大きくなったことが確認されたが、大部分はどの段階で何の要因で変状したかは断定できない。 |
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