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発表 北海道で施工される特殊ふとんかごの凍上抑制効果について

作成年度 2011年度
論文名 北海道で施工される特殊ふとんかごの凍上抑制効果について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第52回地盤工学会北海道支部技術報告会
誌名(No./号数)
発表年月日 2012/01/30 ~ 2012/01/31
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム佐藤 厚子(SATOH Atsuko)
寒地地盤チーム西本 聡(NISHIMOTO Satoshi)
抄録
寒冷地である北海道では、道路切土のり面が凍上および凍結融解により被災する例が多い。凍上対策は、凍上要因である土質、水、温度1)のいずれかを排除すればよい。北海道では、凍上により被災した切土のり面の復旧対策として、特殊ふとんかごによりのり面を覆う方法が施工される場合が多い。特殊ふとんかごには、透水性の高い礫材を詰めるので、春先の融雪水やのり面への湧水を排水できる機能があること、のり面の凍上性材料を非凍上性材料に置換できることから、凍上3要因のうちの水、土質の2つを排除でき、凍上を抑制する効果がある。さらに、凍上および凍結融解によるのり面の上下の変動に追随する構造になっているので、凍上および凍結融解の作用を受けても大きくのり面が被災することがないと考えられる。しかし、これまで特殊ふとんかご施工に関する妥当性および適切な施工厚さに関して検討した例はない。そこで、実際に切土のり面に特殊ふとんかごを設置し、地盤の凍結深さや凍上による特殊ふとんかごの変状について確認した。本報告は、これらの試験結果をまとめたものである。
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